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2008年9月15日月曜日

ニッポンの怪人 ― 菅野力夫

混迷の戦乱期・大正から昭和にかけても‘世界中を見てやろう’と無防備にも繰り出した輩は沢山居たそうです。
その中でも奇をてらって不思議な存在が菅野力夫です。
彼の世界への旅はどのような目的があったか?資金源はなんだったか?など不明な点は多く軍事探偵だったやらいろいろな見方がされているが文章などの考察記録は残されていなく主にその活動は写真やそれを元にした絵葉書などで確認できる。



明治20年2月9日現在の福島県郡山市喜久田町に生まれる。明治から大正、昭和にかけてのいわゆるフィクサー的な役割を果たして暗躍していたとされる頭山満との出会い、その国際的スパイ活動の一環としての世界周遊とも言われる。

頭山の訪中に付き従いそこから印度を経てイランまで第1回の世界探検を行い、以来30年の間10回近くの世界探検旅行を行い、帰国のたびに各地で講演を行い、そこで絵葉書が売られた。
世界各地の撮影を行い、12800枚の写真を撮影。自分で撮影するだけでなく、国内外随所で自分が写真に納まっている。戦後は郡山に隠棲しながらも各地で講演活動を行い、昭和38年76歳で逝去。
画樂侘紀行NewUpdate
 

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