-->

2007年9月4日火曜日

ニッポンの賢者-宇沢弘文

昭和3年(1928年)生まれ、鳥取県米子市出身の経済学者。
戦後の復興経済における数理経済学の牽引的な役割を担い、時代が西欧合理主義に飲み込まれ,どっぷり浸かり出した頃、現実から切り離され形骸化した数理的経済理論から、公共経済学などの現実経済の研究につき進んだ。

特に自動車の外部不経済性を痛烈に批判。それらが日本経済の旗印の一つという事もあってか、次第に異端的な経済学者としての烙印を突きつけられた一面も。
御歳78にしていまだ衰えぬその眼光と併せ持つ澄んだ眼が辿って来た道を感じさせる。
しかし・・・啓蒙的な理念を基本とした行動をとるのか社会力学を根本にすえたうえでの行動を優先させるのか・・・それは選択で善悪ではないのでしょうね。

関連記事&サイト
日経エコジャパンのインタヴュー
ニッポンの賢者-福岡正信-画樂侘諸島

0 件のコメント:

コメントを投稿