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2007年9月4日火曜日

ニッポンの賢者-福島菊次郎

:大正10年(1921年)3月15日生まれ
出身は山口県下松市出身の伝説的な報道写真家。
「ピカドン」の戦争写真集等の報道写真家としての顔が有名ですが最近ではは無人島での自給自足の生活などライフスタイル全般に私は興味を惹かれました。



原爆、学生運動、三里塚闘争、原発、戦争責任、政治社会、環境問題など日本の戦後を撮り続け、被差別と戦争告発の立場から時代を切り取ってきた。
84歳になってなお、時代の趨勢を鋭い洞察力で見透し、その眼光と抜け感漂う可愛さが織り成すハーモニーがとってもキュートでひとがら自体が芸術的でもあるそんな人物です。
初めて知ったのはドキュメンタリー番組だったんだが、丁度その時期、瀬戸内海の島で半自給自足の生活を送っていて、自分で育てた作物や釣ってきた魚を調理して食を賄い、生活の中で見つけた植物や昆虫を石膏でかたどって貴金属を鋳造して装飾を施し、ジュエリーとして年1回ほど神戸や大阪、東京などで個展を開き現金収入として暮らして、そんな時代を収めていた。

現在は自ら遺作と語る活字による「写らなかった戦後」シリーズ第3弾を執筆中。目次の一部ですが
2:特攻隊の戦果とコスト  
4:進駐軍が来た日、田舎町の敗戦  
7:朝鮮人は人間ではないのか  
8:日本を崩壊させた5人の元凶を生んだ隣町の歴史と人間
9:戦後政治の嘘・・・「終戦」から安倍首相の「美しい国」まで
14:ウーマンリブの蜂起   
16:幻覚の街から・・・おかしくって真面目に働けるかよ

このテーマセレクトだけ見ても彼の生きて来た時代と体は老いても思考は若年世代以上に活発に回転しているのが伺えます。

関連記事とサイト
福島菊次郎の私設応援サイト
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