-->

2008年12月2日火曜日

ニッポンの聖地 ― 熊野古道と玉置神社





日曜に車を走らせて辿り着いたのは大阪から3時間半の奈良県十津川村の山奥、玉置山。

ここは凄い。神社そのものの匂いもさることながら参道からのアプローチがもうねーえっとねー...
凄い。
機会があれば訪ねて欲しい日本の根幹の匂いを感じれる場所だと思います。
樹齢何千年と言う巨木に囲まれたその場所は秘境と呼ぶにふさわしいアクセスの悪さとその裏返しとしての充足感が境内に着いたときには得れるはずですよ♪











その十津川村にはもう一つスペシャルな場所が。
果無山脈の峰、人里離れた山上に果無集落と呼ばれる場所です。
古くは高野山から熊野へと続く巡礼の道で小辺路と呼ばれ、数ある熊野へ続く古道の中でも最も険しいとされる道の峠茶屋だったようです。
この日はそのまま車で昇ったんですがぜひ数日かけて高野山から自分の足で熊野まで辿って見たいと感じました。
もうねここの集落の人たちは凄い。物貰ったからじゃないぞw
到着するなりわらわらと人だかり。
丁度餅つきが終わってお婆さんとおばさんお嫁さんお孫さんと続く流れでの餅コネ作業中。
促されるままに濡れ縁に腰掛けて何処までが観光客で住人だか分からないままにお仲間状態♪
いや~なんだかよく分からない。
丸太をくり貫いて作られた手水があってお花が生けられていたりして良い感じ♪
つきたてのの御餅を炭火で焼いてぜんざいを頂く!
どんぞどんぞとばかりに今度はご存知お手製のめはり寿司がおばあちゃんの手から次から次へと回って来る。
叔父さんは今度はこれもコレもと大きなしいたけや熊野灘名物さんまの丸干し、干し芋に親芋に小芋をどんどんと網の上に盛られてゆく。
あーーー幸せ!なんなんだこの宴は♪
特に秋刀魚の丸干しはもうねーーーサイコーーー!!!
ものごっつウンマ====!って感じ。
全く遠慮せずにバクバクと食っちゃってご馳走様でした!
おじさん曰く運が良けりゃ~ここを訪れると味わえるとの事。
感謝。

外国も結構色々と廻る機会が今までありましたが、ニッポンに触れる空気や匂いはやっぱりスペシャルで、この国でしか感じられないものが奈良には沢山詰まっているなと。
ダイナミックな大陸の自然と比べるとニッポンのそれは比べ物にならない位スケールダウンしたものになるのですがそこに流れる空気感や匂いはニッポンの根幹の何かが見え隠れするようで、言葉にしたいけど言葉に出来ないが、何か素晴らしい感覚が古のニッポンにはあると改めて思いました。


果無に 秋葉も萌ゆる 小辺路かな
枯れ地にも 人が花咲き 華の山 
離れ里 一期一会に 人模様

―慧土

2 件のコメント:

  1. ほぉ〜〜〜〜〜〜っ
    これはこれは 良い場所ですね
    いい写真を見せてもらいました。

    返信削除
  2. 写真なんでね~伝わりにくいですが・

    なんだかね~爺臭く、上から目線になるんで言いたくないセリフですが海外もね~当然ながらに良いんですがニッポンもね~なかなか捨てたもんじゃないんですよ。

    ただ言葉が母国語でない分外国は非日常感を味わいやすく、RPGの世界に入り込んでるような錯覚が快感に繋がるのかと思います。

    返信削除