世界の異端－Israeli Dance －Mayim

マイム・マイムというフォークダンスを皆さんご存知だろう。
日本でも終戦直後より、ある意図を持って小中学生などにも授業の一環として親しんだという時代の経緯があるからだ。

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マイム・マイムは開拓地で水を掘り当てて人々が喜ぶさまを歌ったイスラエル民謡です。

ユダヤの民の辿った不幸な変遷の一部は知っていると思う。
その古代ユダヤ人がユダヤ教を国教とし、イスラエル国家を建設した。その約束された土地(パレスチナ)を追われ行く先々で迫害を受け民族は離散せざるおえなかった。
その代表的な出来事は第二次世界大戦のドイツで起こったとされるホロコーストだ。

19世紀になって大戦後、イスラエルの地に帰還してユダヤ人国家を作ろうとするシオニズム運動が起きた。
古代イスラエル国家崩壊から幾世紀も経っていて、当然ながらその地にはアラブのパレスチナの民が生活していてその土地の長らく主として平安の時を過ごしていた。
そこにユダヤの民が押し寄せ、イギリスの国家的バックアップの元、兵力によって中東のパレスチナの地を半ば強奪に近い形で占領して実効支配した。
時代は連続しているもので区切りを持たないが既存の国家間の争いから生まれた領土の併合ではなく全く存在しないところから実効支配したという歴史的にも初めてではないだろうか？と言う位の出来事だ。

話はそれたがマイムとはユダヤの民の言葉‘ヘブライ語’で水を指します。‘マイムマイム’はそのイスラエルの民の喜びの歌であり踊りであり、乾燥した大地に貴重な井戸水が湧き出た喜びを表現した歓喜の叫びだ。

イザヤ書第12章第3節の「あなたがたは喜びをもって、救いの井戸から水をくむ。」という一節から引用した形のこのマイムマイムのリフレインの歌詞だが呪術的にも聞こえてしまう。

怨念と歓喜が渦巻く踊りを感じずに愉快に踊っていた記憶がココにあります。
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マイムマイム－wikipedia
マイムマイムの謎