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2007年10月30日火曜日

ニッポンの怪人-平賀源内

江戸のアウトローとも後世になってうたわれるが当時の世ではまさに変人と言ったかんがあったのではないだろうか?

讃岐に生まれ、幼少の頃よりその発想の非凡さが開花されたようで、大人達に愉しまれる事を得意に、その才の羽を伸ばしていったのだろう。 

その才の分野は多岐にわたり、本草学者、蘭学者、医者、作家、発明家、蘭画家などでそれぞれに於いてユニークなペンネームを使い分け、鳩渓(きゅうけい)・風来山人・福内鬼外(ふくうちきがい)・貧家銭内(ひんかぜにない)などがある。





平賀源内といえば教科書の影響もあってかエレキテルというオランダ製の静電気発生機が有名だが彼のユニークな人柄が感じられるのはむしろその他開花はしなくとも文化の発芽を導くような取り組みにこそだと思う。

平賀焼で焼き物を世に出すと思えば国内初ともいわれる物産博覧会を手掛けたり、「土用の丑の日に鰻を食べる」という風習を鰻屋に請われ広告コピーとともに世に送り出したとされる。

妹に婿養子を迎えさせて家督を放棄することからも推察されるが、江戸の粋?とも取れる衆道と呼ばれる男色だったともされる。まあこの頃の文化人と呼ばれる方々はみなソッチだったとも。
画樂侘紀行NewUpdate

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