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2007年10月17日水曜日

虐めの構造-一連の亀田家報道から見える社会風潮と全体主義の片鱗

連日いろんな方面を賑わす亀田家の一連の騒動ですが・・・

サイトの方向性としても、この関連を書くつもりは無かったんですがあまりにも気になったんで・・・少し書きます。

先日行われたWBCのフライ級世界戦でチャンピオン・内藤大助Vs挑戦者・亀田大毅。
それ以前より今回の騒動の経緯として沢山の伏線がありました。
3兄弟揃って世界チャンピオンにする’というショーアップされた売込み方で注目を集め、父に象徴されるような大阪的な旧世代の雰囲気のある漢を図らずも作り上げられていった感のある親子。

注目を集め、人気を博するもキャラの入った乱暴な言動で社会的に物議を醸し、しっぺ返し的な反感も併せ持つ人気だった事を十分には認識できていなかったんでしょう。
一連の亀田騒動へのグーグルリンク
あまりタラタラと書いても要点がボケてしまうので。少し整理。

●事実として今回の試合で反則を含めた逸脱した行為や言葉があり、謝罪、反省し改めるべきところがある。
この点までは大方の人が同意しうる問題だと思う。
私は亀田家の言動を見聞きして、あまり感じの良い人達ではないと言う印象でした。
亀田興毅選手の世界戦後の新聞、テレビ、個人ブログ、2Ch、ニコニコ動画などの媒体を見ていると同調するような形で私の感情の中にも‘スポーツマンらしく無く、キャラを作った商業的な売り方で厭らしいな’と感じていた。

今回の試合後に起こった社会的な現象
●ネコも杓子もアンチ亀田も亀田ヤッピーもこぞって鬼の首取ったかのような吊るし上げ。
●一種の逆転現象が起こり、逆差別的に出る杭を打ちにかかる。
・過剰な言葉刈り
・切腹しろの罵声-伏線としての負けると切腹発言
・根本的に彼らのキャラクターを嫌う人種の存在-理屈や理由など無く
・文化人と呼ばれる人間による逆差別-↑と少し重複。恐らく高学歴者で幼少期の虐めなどから来るトラウマでの虐め者的な成長を経てきた人間に対する嫌悪感=ある種の劣等感。
・手のひらを返す人種の存在-社会力学上、個人的に好き嫌いでなくケツモチ的な言動をしていた芸能人などは自分の今までの亀田擁護的な発言を棚に上げてアンチと一緒になって非難する。

考えうる理由。

・それだけ社会的責任を伴ったポジションの人間であり、それらを踏まえたうえで何らかの否があればそれが跳ね返って来ることは当然の結果であり報いである。

という感じであろうか?


例えるならば公開処刑!小市民が抱く、日常の鬱憤に対する捌け口としての生贄
図らずも?体制にとってのスケープゴート的な役割を被せられているとも言えない。
様々な時流の問題から目を耳を遠ざける、都合の良い存在。亀田家だけに限らず不思議な仕組みがそうさせているのか?

巧みに全体主義をあおるような仕組み。特定個人を血祭りに上げる事で、一種のカタルシスに小市民は酔い、自分自身の現況のジレンマから擬似開放する。

彼(大毅)は、父からの過剰な期待から来る劣等感とそれによって起こるジレンマ、そして自らが大言を吐いた事に起因するしっぺ返し的なこの騒動で受けた痛みによって成長する糊代が増した。
叩き落されたところから這い上がってこそ、初めて本物になれる。それはリングの上だけではない筈。

今回の事件で過剰な雑言を吐いた幾人はすでにヘタレ確定だ。

やくみつる氏、亀田家謝罪に「安い芝居、笑っちゃう」ZAKZAK

タイトル戦解説の鬼塚さん、「亀田寄り」反省-毎日.JP

たむけん、売名行為も失敗!? 亀田道場に土産持参-ZAKZAK

ブログサイトが取り上げた亀田記事に対するコメント欄から伺える全体主義

当然、多くは俯瞰的な目を持ちながら関心を寄せている人が多数と信じてはみたい。


亀田家の次男を批判してもしょうがない気がする。 -ひろゆき@オープンSNS
赤江アナ、亀田家に同情「ここまで断罪されるべきなの?」J-cast


やくさん、既にあなたの言動は記憶されてます。
「10月11日を国民の祝日に」とのイラストを描いて「それほど愉快だった」
兄弟が武者修行したり、真摯な姿を見せれば、判官贔屓な日本人の感情を刺激して、早晩、風はあっちに行くはず。ここであまり調子こくと、あとでまた辛い目にあうかもしれない(笑)」-J-cast

少なからず、読み通りですが大波が押し寄せること間違いありません。
津波の原理を思い描いてください。

勝谷誠彦のラジオでの発言


ウエブの世界に存在する特定個人を血祭りに上げて悦に入る人種。

なんかこの1週間、何みてもこのニュースに突き当たるので、しかもどこも揃って同じ論調。
いくら何でも犯罪者や無いのでそこまでこぞって同じ様な切り口で文化人も話さなくても、もう少しなんかあるやろ??それやったら2CHのヘタレカタルシスト達と同じでは?

なんでもそうですが
ルールは守らないといけません。
法律は守らないといけません。
コレ皆分かってることですね。小学生でも分かります。
で、厳密に言うとグレーゾーンが必ず存在するのも事実。
全くのクリーンな世界など存在しない。OK?

この矛盾を大人は(ほとんどのw)整理して捉えることが出来るが子供はどうだろう?
はたまた幾つからが大人と言う定義だろう?

信号無視は恐らくほとんどの方が実生活で取ったことがある行動だろうがwそれをどの様にとらえるか?
‘話を全部一緒にしたら駄目’
‘ものには程度がある’

出てくるのは、そんなとこだろうか?

スポーツの世界でもイリーガルなプレイはままあることだ。
サッカーの試合を観戦したことはあるだろうか?
どうでしょう?ラフプレイというと軽く聞こえがちだが反則です。
ワールドカップでのジダン選手の頭突きは記憶してる人も多いと思いますが、情状酌量の余地がおおいにあるとはいえどうでしょう?
サッカーはボールを蹴ったりヘディングしたりするスポーツです。
それは今回の亀田同様に行き過ぎにしてもウェアの袖をひっぱったり、足を引っ掛けたりそりゃ~も~大騒ぎですW。アルゼンチンなんてハンドで得点した行為が英雄と崇められています。

スポーツって不思議ですね。

判官贔屓が唸る今日この頃ですがココで言う判官って意味知ってました?
ふと気になって調べると・・・ふ~んそうなんだ~w。
判官贔屓・・・コレまたちょっと取り上げたくなったぞ。

さあそろそろこの件に関する私の自慰行為はコレ位に。

画樂侘紀行NewUpdate

関連記事&サイト
刑罰の一覧-wikipedia

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