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2007年10月15日月曜日

ニッポンの霊木-屋久島-縄文杉


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日本の世界遺産第1号にふさわしい洋上のアルプス‘屋久島’
一説には樹齢7200年とも言われる縄文杉や多様な生態系が今も息づいている島です。

九州最南端の佐多岬から南南西に60キロほどの位置に浮かぶ周囲約130kmのほぼ円形の島で、九州最高峰の宮之浦岳(1935m)をはじめ1000メートルを超す山々が46座もあり、小さな島の中での高低差から生まれる亜熱帯から亜寒帯の気候は、日本の植物種の7割以上1500種が見られ、固有種が約40種あるという特別性を持っています。
太古の森の記憶
島の9割をうっそうと生い茂る森で覆われ,宮崎駿アニメ‘もののけ姫’に出てくる森の舞台とされているそうです。
そんな森に佇む巨木が幾本も存在します。

縄文杉
その昔、大岩杉と呼ばれたその大木は推定樹齢7,200年、樹高30m、幹の直径5m、根廻り43mの老木で、縄文時代の火焔土器に幹のうねりのダイナミックな様を重ね合わせて縄文過ぎと呼ばれるようになったとも言われてます。



ウィルソン株と呼ばれる大きな切り株で太閤秀吉が大坂城築城の際に切り出しを命じたとされており、切り株の中央が空洞になって、清水が湧き出ていて、傍には祠が設けられている。


大王杉と呼ばれ縄文杉の発見まで屋久島最大の巨樹とされていた。


亜熱帯から亜寒帯までの変化に富んだ島内の気候は、森に沢山の水を育み、滝となって至るところから流れ出ています。

1カ月で35日の雨をもたらすと言われる程、雨の多い屋久島ですが
湿潤な気候はコケ類が繁殖して木々に着生して
独特の神秘的な雰囲気を醸し出しています。



木の根っこは周りの木々を食み、うねりをもちながら
増殖を繰り返していきます。
生命力が溢れ出している様な感じですね。

最後に底抜けに明るい屋久島の海。
太古の森を内包しつつこのような海と空を併せ持つ屋久島は
やっぱり世界遺産です。


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画樂侘紀行NewUpdate
 
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